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18新卒デザイナー研修 切磋琢磨レポート

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はじめまして。シーエー・モバイルの平成18年度 新卒デザイナーのA.Hと申します。

 

今回は、シーエー・モバイル(以下、CAMと略記)の新卒デザイナーとして初めてサイバーエージェント(以下、CAと略記)の新卒デザイナー研修に参加しましたので、そこでの経験や、研修を通して私がどう成長したかなどをブログに書かせていただきます。

 

 

研修のスケジュールについて

 

新卒デザイナー研修はプライムプラザの4階 creative loungeで行われました。5週間にわたる研修を通し、1週間で1課題をこなしていく方式で行われました。

 

課題の内容は

 

・インフォグラフィックス

・WEB

・HTML

・アプリUI

・ゲーム

 

の5つでした。

 

その課題ごとのデザインの出来を、同期デザイナー11人で競います。

そして、優秀者にはその結果に伴ったメダルを付与されます。

 

さらに、その順位は座る席順として反映され、次の課題までの間、前回のデザインの評価が席順として視覚化されるという面白い試みがありました。

 

今まで競争社会を視覚化した環境にいなかった私は最初こそ戸惑いましたが、課題の講評ではシュガーさん(CA役員・佐藤 洋介氏)をはじめ、CAのクリエイティブに携わる先輩陣が、厳しくもしっかりとした講評を行ってくださったため、新卒に与えられた最初の大成長のチャンスだと思い、あたって砕けよう!と奮闘しました。

 

私は大学時代、紙媒体のデザインを専攻していたため、デジタルのクリエイティブはほとんど初めてで、最初の頃は不安もありましたが、課題を終えるたびに自分の改善するべきポイントがわかり、出来ない不甲斐なさを感じつつも、しっかり自己成長につながっていると感じる毎日でした。

 

1週間という短い期間のなかで、コンセプトの組み立てから、デザインのアウトプット、またプレゼンテーションまで1人の力で行わなければならないため、いかにパフォーマンスを最大化できるか?という課題が、研修中ずっと、ついて回りました。

 

また、同じ課題に対する同期のアウトプットと自分のアウトプットを比較することで、どのくらいの出来なのかをダイレクトに感じることになり、悔しさと楽しさが混じり合った気持ちで、お互いに高め合うことが出来たと感じています。

 

 

研修中、苦労したことから学んだ3つの事

 

そんな中、私が研修を通して苦労したことが3つあります。

 

1: HTML課題

 

まず1つ目はHTML課題です。 デザインとは違った観点から制作を進めていくので、勝手がつかめず、また経験者との差に焦ってしまい、遅れをとってしまいました。

 

一時は、「この課題、提出できるのかな?」と不安に思いましたが、幸い、同期のエンジニアやデザイナーのN.Oさん のアドバイスがもらえたので、全てのコーディングを完成させることが出来ました。

 

そしてその中で、エンジニア的な考え方の一端にふれることができ、デザインがどうだとシステム的にやりにくいと感じるのか、数値が中途半端だとどうして気持ち悪いのか、デザインをしているだけでは、なかなか理解することのできない新しい視点をもつことが出来ました。

 

この課題を経験したことにより、実際に配属された部署での業務がスムーズに理解できることも多かったです。

 

さらに、研修を通し、少しずつ基礎的な部分がわかってくるにつれ、「ここはh1にあたるんだな」「この部分はdivになるかな?」「ここは画像じゃなくてCSSで作れそう」と、UIを構成するときに要素の名前が頭の片隅によぎるようになりました。理解や技術の習得に大きく苦労はしましたが、特に学びも多かった課題のひとつでもあります。

 

まだまだ勉強が足りない部分も多いのですが、自分のデザインを具現化してくれるエンジニアとのコミュニケーションを円滑にするためにも、コーディングについて知見を深めていきたいと感じています。

 

 

2: 体調管理

2つ目が、体調管理についてです。これは、研修内容に直接的に関わることではないのですが、研修半ばの5月は気温の変化が激しく、風邪をこじらせてしまい、1週間ほど咳と鼻水が止まりませんでした。

 

研修は密にスケジュールを設定されているため、1分1秒のロスが自分のアウトプットに響いていくと感じ、気持ちに体が追いつかない悔しい思いをしました。

(しかし、体調管理がいかに大切かを実務に携わる前に痛感でき、結果的には良い体験だったと思います。)

 

限られた時間の中で、体調を考慮しながらデザインに集中するためには、どのような時間配分をすれば良いか、というような社会人としての基本的な能力も研修を通して習得できました。

 

3: ゲーム課題


最後3つ目、最も苦労しつつも自分の強みを発見できたのでは?と思えたのがゲーム課題です。 

 

研修最後の課題であるゲーム課題では、1週間でゲームのホーム画面と戦闘シーンのUIを作る必要があり、ゲームを全くやったことがなかった私は、最も厳しい戦いになる気がしていました。

 

案の定、「ゲームの設定を作り込みすぎると、広いユーザーの支持を得ることはできない」「あまりに簡単すぎるとつまらない」「ゲームキャラクターがどう動くかわからない」と、次々に壁にぶつかりました。

 

しかし、“まずはインプットから!できるかどうかじゃなくて、やるんだ!”と、気持ちを切り替え、制作に進むと、ゲームのUIや演出方法を考えるのがとても興味深く感じられるようになりました。

 

例えば、戦闘画面の課題レギュレーションにあった「横スクロールではなく、テレビゲームのように画面を自由に動けるように」いう指定から、どう作ればフレキシブルに動き回れる感じがだせるか?ということを考えたりするのは面白かったです。

 

また、“そういえばアニメーションが好きだったな”とか、”ゲームの背景画面に絵画的な表現を取り入れるのがすごく楽しいな”とか、”今まで遊ばなかったけど、ゲーム、意外と好きなんだな”、という発見がありました。

 

好きだと意識したことで、今までほとんどやらなかったスマホゲームもたくさんやるようになりましたし、UIの豊富さにも気づくことができました。

 

ゲーム課題は、キャラクターの動きから画面のスクロールまで、作業工数の大きな動画が多く、また研修最後ということで皆、最も気合が入り、切磋琢磨した厳しい課題ではありましたが、自分の強みであり興味のある絵画的な表現(アートワーク的表現)要素が多いから得意なんだ!と気付くことができました。

 

このように様々な課題を通して自分の弱みや強みをしっかり把握し、次の成長につなげることができたのは、研修に参加できたからだと思います。

 

結果論だけで言えば、順位は良いとは言えませんでしたが、それでも自分の強みをしっかり把握して本配属に臨むことができたのが、1番大きな収穫で、私の中の成功体験であったと思っています。

 

 

研修を通して得たこと

 

上に記したように、研修中様々な難所はありましたが、この研修を通して私が得た、成長のために大切だと感じることが3つあります。

 

1: 前向きでいることの大切さ

 

1つ目は“前向きでいることの大切さ”です。

私は今まで「自分はネガティブな方なのかな?」と思っていましたが、研修にてデザイナーの同期と交流を深めることで、自分のものごとの捉え方は人よりポジティブなのだと自覚しました。

 

気持ちを上向きに持つことは、制作するモチベーションを保ち続ける原動力になります。

 

また自分がうまく力を出せない時も、置かれた状況に嘆くことより「ここから上に上がるんだ!」と視点を少し切り替えるだけで自分の力になると感じました。

 

 

2: インプットの大切さ

 

2つ目は、“インプットの大切さ”です。 研修を通して、インプットの大事さを痛感しました。

 

より多くのインプットがないと、自分のデザインが貧相になってしまうので、CAの同期や先輩方にインプットの参考になるサイト等を教えてもらいながら、「今、何が流行ってる?」「今っぽいってどういうこと?どこで知るの?」を意識することができるようになりました。

 

とくに、アプリやウェブのデザインは流行の移り変わりが早く、継続的なインプットが肝要です。今回の研修では、インプットの情報源やネタを大幅にボリュームアップできました。

 

 

3:  なぜデザインをするのかを考え抜く大切さ

 

そして最後3つ目は、“なぜデザインをするのかを考え抜く大切さ”です。

 

「デザインは、問題解決のための手段である。」

 

これは、研修中に言われた言葉で最も心に残っている言葉です。

デザインは、良い見かけを作ることではなく、問題を解決するための手段の1つである。そのために最適なデザインとはなんだろう?と考えながら課題に取り組むことで、自分がなぜこの作品をつくったのか、自分がなぜこのデザインにしようと思ったのかを言語化することに繋がりました。

 

今までも、自分の中で考えていたつもりでしたが、この言葉を聞いたことで改めて取り組む姿勢が大きく変わったと思います。

 

もちろんかっこいい見た目は大事だと思いますが、その奥に見た目の根拠がなければ、ただ流行や気持ちに流されてしまうと実感しました。

 

 

研修を終えて感じること

 

最後に、研修を終えて最も「良かった!」と思うことは、励ましあえるデザイナー仲間がたくさんできたことです。CAMのデザイナーは2名ですが、CAのメンバーと同じ経験をすることで、同期と呼べるデザイナーは約5倍の11人となりました。

 

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▲ 仲間がいるから頑張れることを実感

 

ライバルであり、友である同期が増えることで、今まで競争意識があまりなかった私にも、「負けたくない!」という気持ちが芽生え、デザイン制作にもハリがでました。

 

また、人の数だけアウトプットが生まれるため、自分にないものを吸収し、一人でいるより何倍も成長できました。

 

成績がいい同期は、私と何が違うのか。どういう姿勢で制作を行っているのか。どんなサイトからインプットを持ってきているのか。

 

吸収することは多くあり、思考が奔流してしまいそうな情報の多い日々を過ごし、仲間が沢山いたことで毎日が刺激的でした!

 

自分の精一杯でぶつかって、砕けるととても痛いです。

だからこそ、砕けないで評価されたときの喜びは図りきれないですし、そこから得られる成長は、痛くないようにと手を抜いてぶつかったときとは雲泥の差が生まれると強く感じました。

 

研修を通して、自分の今のデザイン力や強み弱み、さらに加えて自分の隠れた性質である前向きさを知れたように、次に研修に参加するかもしれない未来の新卒デザイナーも、自分にしか見つけられない自分だけの強みや自分だけの経験をすることができると思います。

 

また、今回研修に参加させていただくにあたって、多くの上司・先輩方・同僚にアドバイスや叱咤激励をいただきました。周囲の支えがあったからこそ、困難を乗り越えることができ、大変感謝しています。

 

私もこれから配属を経てパワーアップし、未来の後輩デザイナーをしっかり支えられえる先輩の1人になっていきたいと思います。

 

( デザイナー A.H ) 


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