CA MOBILE TECH BLOG

株式会社シーエー・モバイルのエンジニア・デザイナーの活動を綴るブログです

株式会社シーエー・モバイルの技術広報による、
技術に特化したブログです。
エンジニアとデザイナーの活動や思想を綴ってゆきます。

【ジョブチェン!】①ディレクターからエンジニアに ーNさんのケースー

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シーエー・モバイルは、入社後に新たな職種にチャレンジする人も少なくありません。今日は、ディレクターからサーバサイドエンジニアに転向したNさんの実体験を、語っていただきました。


ディレクター時代

2005年8月にシーエー・モバイルに中途で入社しました。この会社の新卒採用が始まったのがちょうどこの年で、新卒第1期生と同期に相当する感じですね。

入社直後は、ディレクターとしてサービスの運用、カスタマーサポート、集客などのプロモーションを主に行っていました。

当時は、ガラケーのビジネスが最盛期で、着メロや待ち受け画像、Flashゲームなどのコンテンツを無料で提供するサービスに1年半ぐらい携わって、ガラケー特有のビジネスモデルを学びました。

その後は、他の事業に異動してキャリア公式サービスの運用や、新しいサービスの立ち上げなどを経験して、入社して2年後にゲーム事業が新しく立ち上がるというので当時の責任者に誘われてゲーム事業に参画しました。

エンジニアの仕事に触れる

ゲーム事業部では、有名なゲーム会社と協業して、無料で本格的なRPGが楽しめるゲームサービスをユーザーに提供していました。

あまり、同じようなビシネスモデルが市場に無かったこともあり、複数のタイトルのゲームが当たり社内で凄く勢いがある部署でした。

この頃、一緒に働いていたメンバーは、良い意味で濃い人達ばかりで、エンジニアに関しても、技術だけにしか興味が無いっていう人もいれば、異常なまでのユーザー愛を持ってくれる人、自分たちが作るイベントや機能に対して費用対効果にシビアな人など、個性的なメンバーが集まってました。

中でも、Mさんというエンジニアの方はとても面白い人で、エンジニアとして優れているのはもちろんですが、こちらがイベントなどの企画を作るとき、売上効果を見積ったり、きちんとユーザーに喜ばれるクオリティのコンテンツになっているかチェックするなど、ビジネスサイドの領域にも意見をする人でした。

今まで、自分が思い浮かべていたエンジニアのイメージは、真っ黒い画面に向き合って黙々とコードを書いていてるような、技術にしか興味が無いような “THE エンジニア” みたいな人たちだったのですが、ここまで真剣にサービスを一緒に考えてくれるエンジニアに出会ったことで、そのイメージがガラリと変わりました。

エンジニアとしての腕だけではなく、色々な場面でアドバイスやサポートをしてくれる、サービスを運営するうえで、非常に心強い存在だったんです。

今を思うと、こんなエンジニアの方々と一緒に仕事を行う機会が増えて、間近でエンジニアの仕事を知ることができたことが、のちのエンジニア職への転向の一つのきっかけになったのかなと思います。

エンジニアとしての再出発

それから自分はプロデューサーとしてサービスを何個も立ち上げ、またMGRとしてグループを牽引するようになっていきましたが、世の中ではソーシャルゲームが流行り出し、そちらのトレンドにマーケットを取られ、ゲーム事業はシュリンクすることになってしまいました。

再び、選択の場面に直面しました。別の事業部に異動するか、はたまた、全く違うことをするかーーー。

その時、自分は30歳でしたので、職種転向の最後のチャンスかもしれないと思い、悩み抜いて、当時の役員に相談しました。仕事の幅を広げるために、エンジニアに挑戦してみたいと。

その役員は「結構大変だけど、頑張るならやってみなさい」と、その日からエンジニアとして働くチャンスをくれました。

そうして取り合えず、エンジニアという体にはなったものの、何から始めてみればいいのか、何をすればいいのかも分からないようなところからスタートしました。

当時の自分が持っていた知識では到底、コードも書けませんでしたし、他のエンジニアが書いているコードを読んでいても何が書いてあるのかさっぱりな状態。

結構大変だけど、、、って言ってた役員の言葉の意味がその時やっと分かった気がしました。

新規開発の部署で、アプリ開発などをOJT的にやって行きましょう、という方針でしたが、、、。業務中に教えてもらえる時間はなかなか取れないような環境でした。

それでも、どうにかしないという思いで、独学で技術書や技術系のWEBサイトで勉強してましたが、実務で活かすような事は無く、悶々とした日々を過ごしてました。

その後も、社内管理ツール開発に携わったりしましたが、エンジニアとしての成長の実感が得られず、エンジニアとして再出発の1年目は、はがゆくも思うようには進まなかったです。

このあと、転機が訪れることになるのですが、とあるアーティスト系サービスのプロジェクトに参画する事になり、初めて実戦的な業務を行えるようになりました。

当時の上司に、コードの書き方や設計など色々教えてもらいながら、開発を行ってエンジニアとしてのキャリアを積むことができるようになってきました。

周囲の反応と苦労したこと

エンジニアに転向したばかりの頃、正直なところ、周りからは「本当にできるの?」と、少し懐疑的な目で見られていたところもあったと思います。

開発を依頼しても大丈夫なのか、不具合なくリリースしてくれるのか、開発スピードも遅そうだし、他のエンジニアに頼んだほうが安心だよねー。みたいな。

依頼する側が自分でもそう思っちゃいますよね(笑)

でも、プロダクトを作るのが好きでこの仕事を選んだので、他のエンジニアにサポートしてもらいながら焦らずに地道にコツコツ作り続けていたら、次第に周りの反応が変わってきました。

施策に対する相談や、少しずつ開発依頼の頻度も増え、重要なプロジェクトにも呼ばれるようになってきて、ようやく信頼されてきたのかなって思えるようになりました。

周りからの信頼を得て、この人だったら任せられるって周囲に思われるようになるまで、本格的に実戦的な仕事をするようになってから、さらに1年半くらいかかったのではないかなと思います。

ジョブチェンしてわかったこと・ギャップ

エンジニアになってから、エンジニアの気持ちが分かるようになりました。

当たり前でしょ!って思われるかもしれませんが、コミュニケーションを取る上では非常に重要なことだと思ってます。

ディレクター時代、システム的に不明な点があれば、時間にお構いなくエンジニアに聞きにいったり、ふんわりとした要件でシステム対応の依頼(要件がコロコロ変わるやつ)を行ったりと、エンジニアにとっては、非常に嫌がる事をしていたんだなと、、、。

エンジニアになってから、そういう事が分かりました。。。

例えば、とある施策のKPIの数値を直ぐに報告しなくてはいけなくて、エンジニアに数値を出して欲しいという依頼を行ってもなかなか対応してくれない。忘れてんじゃないかなと思いつつ。2日、3日経ってからようやく対応完了みたいなことが多々ありました。

ディレクター側からすると、対応遅いな。。みたいな感じに思うのですが、エンジニア側からすると、そのKPIの数値って施策を行う際に分かってるはずだよね、とか。

他にも並行して優先順位高い案件抱えてるから、そっちが落ち着いてから対応でいいでしょ。とかとかw

依頼の仕方やタイミングを間違えて行うと、そのようなあるあるケースに陥ることが多々ありました。

今は、どのように依頼(コミュニケーション)を行えばお互いが気持ちよく仕事ができるか分かるようになったので、周りのメンバーにもそういう事を伝えてたりしています。

一方で、エンジニアになったら、何でも1人で出来るのではないかと思ってましたが、そんな事は無く、周りのエンジニアの協力があってこそ、色々なプロダクトを出せたし、新しい開発にも挑戦することができました。 (※もちろん、1人でなんでも出来ちゃうエンジニアもいますが)

技術そのものは、非常に広範囲で色々なものがあるし、技術のトレンドも変わる。新しい技術が出てきて進化を繰り返しているようなものなので、その道を本当に極めていくというのは非常に大変だと分かりました。

諸事情あって今は、もう一度ディレクターの立場に戻っているのですが、ビジネススキルとエンジニアスキルの両方を身につけられたことで、よかったことはたくさんあります。

施策などを行う際に、どんな機能が必要でどのような制御のパターンがあるのかなど、ある程度全体を組み立てられるので、その場で実現可否やコスト感を伝えることが伝えることができるし、実際に対応するエンジニアとの認識のすり合わせや会話もスムーズに進めることができます。

実際に他社でも、元エンジニアのディレクターが活躍しているケースは少なくなく、ディレクターがエンジニアと円滑にコミュニケーションをとることができるので、スピーディーに事が運ぶそうです。

エンジニアへジョブチェンを考えている人へ

技術的な思考や知識、コーディングなどのテクニカルなスキルも非常に大事だと思いますが、エンジニアになってどんな事がしたいのか、どんなモノを作りたいのかなど、情熱を持って取り組める何かを持っている事が一番大事なのではないかと思っています。

自分は、サーバーサイドから入ったんですが、自分が興味のある分野や作りたいものがあれば入り口はなんでもいいと思います。

今は、自分の(ジョブチェンした)時代には無かったような優れた勉強法がたくさん揃っているし、社内には優秀なエンジニアがいるので実務を通して直接指導してもらえることもできます。

何からやっていいかわからなければ、まずは近くで働いているエンジニアに相談するのもいいかと思います。

私以外にも、同じように途中からエンジニアになって活躍しているメンバーもたくさんいますし、CAMは事業の幅が広いので、そういう意味でジョブチェンしやすい環境が整っていると思います。

大事なのは、やる気と熱意です!!


"ビジネス職で入社したけれど、やはり手に職をつけたい" "プロダクト開発を経験して、それを自分の手で生み出す面白さを感じてみたくなった" など、何年か働いていると、ふと感じる場面があるかもしれません。

そんな時は、気持ちを抑え込むよりも、まずはエンジニアにフランクに話をしてみてはいかがでしょう?

もしかしたら、Nさんのように同じ社内でジョブチェンすることができるかもしれません!