CA MOBILE エンジニアブログ

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【座談会】占いサービス初のAWS導入事例:初モノづくしの開発ウラ話

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CAM fortune 初のAWSを導入したサービス「日本最後のイタコ 松田広子」。”初めて”にチャレンジした開発チームの努力と工夫について伺いました。


チーム構成
 井上: プロデューサー
 F氏 : フロントエンドエンジニア
 陳 : サーバサイドエンジニア
 吉村: サーバサイドエンジニア
 S子 :  デザイナー(※ 本編不参加。関連記事執筆)



ー 初モノづくしの案件とうかがっていますが、初めてだけに苦労した部分は?

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井上: 私は今年の2月入社で、この新規サイト立ち上げを任されたのが確か、4月か5月。全くの新規の未経験で、しかも事業部初のAWS対応という、謎の単語も飛び交って(笑)、自分にとってはつかみどころなくて、正直戸惑いましたね(笑)。プロデューサーとしてはまず、日本の美しさとか、占いの幻想的な雰囲気とかを、どう表現していくかという点に苦労しました。

f:id:cam-engineer:20171031152030p:plain F氏: 井上さんがイメージする「魂の姿」の実装が大変でした。こだわりが強くて(笑)。先祖の魂と合わせて鑑定して、あなたの魂はこうですよ、というしくみなんですが、静止画じゃ古臭いっていうので、とにかくアニメーションを頑張って作りました。その動きは色々な画面で使うので、どの画面ででも出せるように設計しました。初めて外部でカスタマイズしてもらったAPIを使ったので、割とやりとりが大変だったというか。

井上: そうですね、コミュニケーションがすごく難しくて、「こうなるはずだ」と思っていたところが相手に伝わってなくて、ぜんぜん(想像と)違うものが返ってきちゃうなんてこともあって。その辺は、(チームの)みんなの技術力に助けられましたね。

f:id:cam-engineer:20171031152049p:plain 陳: AWS使うのが初めてだったので、何が必要なのかもわからず、全部手探りでした。AWSの推奨バージョンに合わせてApacheとかCakePHPとか一気にバージョンアップをかけたので、ソースの修正が発生して、そのため全体機能のデバッグが発生して・・・(遠い目)。で、何かあると、問題がApacheなのかcakePHPなのか、原因判明が難しくて、ハマったり。CakePHPでかつAWS上のECSで稼働するのは、このイタコが初めてなので、誰にも聞けなかったですし。

f:id:cam-engineer:20171031152104p:plain 吉村:本番化ツールを新しくしたんですが、ブランチどうするかとか設計しました。大量のツールを導入したので関連ツールも増えました。今回のことよりも、今後の基盤ソースができたことで、既存の42媒体のフロントも環境設定も合わせてアップデートかけていかないといけないことを考えるとなかなかまだまだ大変ですね。



ー CAM fortuneでは、他にも様々な種類の占いサービスを扱っていますが、今回の「イタコ」ならではのユーザー体験を実現するために、どんな工夫をされているのでしょう?

井上: 恐山とかイタコって聞くと、どうしても怖いイメージになりがちなので、その世界感を壊すことなく和らげるにはどうしたらいいかなと、デザイン面で結構挑戦しました。もともと勾玉が好きなんですが、このモチーフは占いに深く関連があるし、魂の依り代として使われるし、とても可愛いから、コレだ!と思いましたね。

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F氏: そうですね、イタコとしての松田さんの一番重要なファクターが「口寄せ」なんですが、その口寄せの呪文とか、出てくるご先祖様の魂を、井上さんの想像する姿になるべく近くなるようプログラムをすごく頑張りました。

井上: もう、色とか形状とか、すごくこだわらせていただいて、F氏さんには多大なるご迷惑を(笑)おかけしたんですが、オーラ占いのオーラの色みたいに、最近のユーザーは人と違う何かを求める傾向があるので、魂もそれぞれに色が違うとか、先祖の魂も例えば、何代前は江戸時代の商人で、とか、そういうのを想像できるような名称をつけてあげたりとか、よりパーソナルな霊視の体験ができるような細かい工夫を凝らしました。

F氏: その魂の表現は、読み物の中とか、あちこちで出てくるんですが、コンテンツとしての面白みを重視するあまり、画像じゃなくて全部アニメーションで出そうということになり、クラス化して対応しました。ここまでこだわったのは、CAM fortune でも初めてです。

陳: 井上さんが他のサイトを研究しながら、「これいいね!」「これ入れたい!」ってピックアップした大量の機能を、一つ一つ調査して基盤ソースに同期取りながら入れて行きました。ここまでやったのはイタコだけで、大変でしたけど、サービスとしてはすごくよくなったし、これでライブラリが充実したので、次に開発するときは相当楽になるはずです。

吉村: 僕の場合、イタコならではというのはないんですが、今後Github使ってのこれまでの運用では上手くいかない部分を洗い出して、整理して、次にAWS移管するチームが動き易くなるフローを考えたりしました。



ー 今回の経験を元に、次にどのようにつなげていきたいとお考えですか?

f:id:cam-engineer:20171031152248p:plain 井上: 責任者として、もっと皆んなに頼られるようなキリッとした野太いプロデューサーを目指して頑張っていきたいです!

F氏: 新しく作ったものをパッケージ、コンポーネント化して使いやすくして、他のフロントエンジニアに使ってもらいたいです。

陳 : 基盤のソースができたので、次回からは、半分以下の時間で実装できると思います。また、AWS導入でインフラの知識も新たに身についたので、新しいキャリアにつなげていきたいですね。

吉村: 新しく導入した大量のツールは都度、勉強して覚えながら使ってたんですが、開発スピードを落とすわけにもいかないので、全部はドキュメント化してないんですよね。つまづいたところとか、その都度メモっておけば、後が楽だったのに(もう最初の頃のものは覚えてない・・・)って反省があります。



ー 最後に、このサービスのアピールポイントを教えてください!

井上: 気になる人となかなか距離が詰められないとか、結婚したいけど出会いがないって人にオススメです。イタコは本人だけじゃなくて先祖の魂も占うので、魂の「クセ」や、先祖から持っている結婚運(縁)が分かったり、かなりディープな占いが楽しめます!他の占いでは出てこない、独自の結果が出たりしますよ。あと、チームみんなで妥協せずにこだわり抜いた楽しいアニメが満載で、ずっと感覚的にわかる仕掛けになっているので、見てるだけでも楽しんでもらえると思います。一人で悩まず、ぜひ試してほしいです!

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日本最後のイタコ◆松田広子



ー 開発チームのみなさん、ありがとうございました!

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